まこと
まこと
タクシードライバー
Profile
週2日、福津市を走るタクシードライバーとして“福津市の観光情報”を発信中です。ただ2008年から2023年まで福津を離れてたため、同時に福津市の魅力を探し、再発見する日々を楽しんでいます。
プロフィールを読む
歴史を学ぶ

福津観光|戦艦三笠の実物資料が残る東郷神社・三笠資料館と明治海軍の歴史

heitai
スポンサードリンク

1記事目として執筆したのは、「司馬遼太郎『坂の上の雲』ゆかりの地|福津市・東郷神社の見どころや歴史を紹介」という記事です

東郷神社の境内には、東郷平八郎元帥ゆかりの資料を展示する宝物館「三笠資料館」があります。前回の記事では軽く触れる程度でしたが、

今回は三笠資料館の見どころや魅力を詳しくご紹介していきます。

あわせて読みたい
福津市の『坂の上の雲』ゆかりの地|東郷神社の見どころや歴史を紹介
福津市の『坂の上の雲』ゆかりの地|東郷神社の見どころや歴史を紹介
少将時代の秋山真之少将の名刺

三笠資料館には、日本海海戦や日露戦争に関する貴重な資料が数多く残されています。

たとえば、少将時代の秋山真之少将の名刺など、歴史好きにはたまらない史料ばかりです

スポンサードリンク

宮司の川野さんとの再会と後世へ繋ぐ歴史

宝物館を開けてくださる川野さん

1記事目では、東郷神社の宮司である川野さんについても簡単に触れました。

司馬遼太郎原作『坂の上の雲』をYouTubeで鑑賞し、203高地の攻防戦や日本海海戦の名場面に改めて胸を打たれました。

明治という激動の時代に、日本の命運を背負って戦った人々の姿に心を動かされ、その流れのまま東郷平八郎元帥を祀る東郷神社へ足を運んだのです。

宮司の川野さんとの出会い

東郷神社の宮司川野さんとの出会い

この日は2026年1月25日の日曜日。多くの参拝者に加え、バイクで訪れる人々の姿もあり、東郷神社は賑わっていました。

境内で一眼レフを手に撮影していると、宮司の川野さんから
「今度、三笠資料館の展示物を撮影してもらえませんか?」
と声をかけていただきました。

何気ない一言でしたが、この出来事が川野さん、そして三笠資料館とのご縁へとつながっていきます。

あわせて読みたい
福津市の『坂の上の雲』ゆかりの地|東郷神社の見どころや歴史を紹介
福津市の『坂の上の雲』ゆかりの地|東郷神社の見どころや歴史を紹介

三笠資料館に眠る数々の資料

三笠で指揮をとる東郷長官の画

三笠資料館に足を踏み入れると、まず最初に目に飛び込んでくるのが、連合艦隊司令長官・東郷平八郎元帥の肖像画です。

その左右には、多くの資料が展示されていることに気づくと思います。

今回は細かな解説に入る前に、三笠資料館にはどのような資料が展示されているのかを、ご案内していきます。

戦艦三笠の模型

巨大な三笠の模型が印象的

東郷平八郎元帥の肖像画の背後に展示されているのが、戦艦「三笠」の大型模型です。この模型は1970年に制作されたもので、資料館の中でもひときわ存在感を放っています。

後ろから見る三笠

連合艦隊の旗艦として日本海海戦を戦い抜いた戦艦三笠を、立体的に間近で見ることができるこの模型は、当時の艦影や規模感を実感できる貴重な展示のひとつといえるでしょう。

戦艦三笠の一部(実物)

川野さんの横には三笠の一部が

宮司の川野さんのすぐ横には、戦艦三笠の一部が当時の姿のまま展示されています。

100年以上前、日本海海戦を戦い抜いた伝説の艦の一部が、こうして現代に残されていることに、強い衝撃を受けました。

写真や映像ではなく、“実物”として目の前に存在する史料だからこそ、その重みと歴史の深さを実感させられます。

明治天皇の資料

明治天皇に関する資料

明治時代の戦争のため、睦仁大元帥(明治天皇)の資料も展示されていました。

明治天皇といえば、1904年の日露戦争開戦に際して詠まれた御製(和歌)がよく知られています。平和への深い願いを込めて詠まれたその一首が、次の歌です。

よもの海、みなはらからと思ふ世に
など波風のたちさわぐらむ

この和歌は、国家同士が対峙し、戦争へと向かわざるを得ない状況の中にあっても、本来、四方の海に生きる人々は皆兄弟であるはずという、天皇の強い平和思想を表しています。

【現代語訳】

四方の海は、みな兄弟のように思っている世の中なのに、どうして争いの波風が立ち騒いでいるのだろうか。

平和を希求する心を失わなかった明治天皇の御心は、日露戦争という歴史を考える上で、今なお重い意味を持ち続けています。

山本五十六長官の手紙

真珠湾攻撃で有名な山本五十六が宮司の祖父に宛てた手紙

対米海戦で連合艦隊司令長官を務めた山本五十六大将も、若き日に日露戦争へ従軍していました。

その山本五十六が、当時、宮司・川野さんのご祖父に宛てた直筆の手紙が、三笠資料館に残されています。

あの山本五十六自身の言葉を「生」で目にできる貴重な史料が、静かにこの場所に眠っていてよいのだろうか。そう考えさせられました。

坂の上の雲の主人公秋山真之参謀の名刺

資料館には展示されていないものの、司馬遼太郎の名作『坂の上の雲』で知られる主人公、秋山真之参謀が当時使用していた名刺を、特別に拝見させていただきました。

歴史に名を残す人物たちの資料や、実際に使用していた品々が今なお残されていることに、歴史ファンとして、ただただ鳥肌が立つ思いでした。

後世に歴史を語り継ぎましょう!と川野さんに提案

平日・静かな東郷神社と宮司の川野さん

三笠資料館をご案内いただく中で、館内に残る数々の史料や、日本海海戦と東郷神社との深い関係性を知り、この歴史をもっと世の中に伝えたいという思いが強くなっていきました。

そして思わず、宮司の川野さんに、

まこと
まこと

「私、三笠資料館の資料や、日本海海戦と東郷神社の関係について、広く発信していきたいと思うのですが、広報をお手伝いしてもよろしいでしょうか?」と、お聞きしました。

川野さんも笑顔で「いいよ」と言ってくださり、歴史好きの方々に発信していこうと決めました。

三笠資料館へのアクセス・来館案内

三笠資料館は、福岡県福津市にある東郷神社の境内に位置しています。東郷平八郎元帥を祀る東郷神社を参拝した後、その流れで立ち寄ることができるのも大きな魅力です。

所在地

〒811-3307 福岡県福津市渡1815-1(東郷神社 境内)
60台駐車可能の駐車場もあります。

アクセス

  • 車の場合
    九州自動車道「古賀IC」から約20分
    東郷神社の参拝者用駐車場を利用できます。
  • 公共交通機関の場合
    JR鹿児島本線「福間駅」からタクシーで約15分
    ※徒歩の場合はかなり距離があるため、タクシー利用がおすすめです。

開館について

現在は閉ざされた三笠資料館

三笠資料館は、常時開館ではなく、事前連絡や宮司立ち会いのもとで見学できる場合があります
見学を希望される方は、事前に私か東郷神社へお問い合わせいただくことをおすすめします。

見学時の注意

  • 館内の資料は非常に貴重な史料です
  • 写真撮影の可否については、必ず事前に確認してください
  • 神社の境内であるため、参拝マナーを守って見学しましょう

歴史ファンの方へ

三笠資料館には、教科書や映像では伝わらない「実物の歴史」があります。
日本海海戦、日露戦争、明治海軍史に関心のある方には、ぜひ一度足を運んでいただきたい場所です。

おわりに

三笠資料館には、教科書や映像作品だけでは触れることのできない、本物の歴史が静かに息づいています。

東郷平八郎元帥、秋山真之、山本五十六、そして明治という時代を生きた人々の想いは、史料という形となって、今も私たちに語りかけてきます。

だからこそ、この出会いを大切にしながら、三笠資料館に眠る歴史を、次の世代へと伝えていきたいと考えています。

歴史は、知ることで生き続けます。
そして、語り継ぐことで、未来へと受け渡されていきます。

Xからの読者コメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!
Facebookでのコメントをお待ちしています。
ブログ更新の励みになります!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

  1. 司馬遼太郎『坂の上の雲』ゆかりの地|福津市・東郷神社の見どころや歴史を紹介|福津観光ドットコム | 旅行や移住の情報満載

    […] あわせて読みたい歴史を守る人がいる ― 福津市・東郷神社 三笠資料館と宮司・川野さん […]

ABOUT ME
まこと
まこと
タクシードライバー
週2日、福津市を走るタクシードライバーとして“福津市の観光情報”を発信中です。ただ2008年から2023年まで福津を離れてたため、同時に福津市の魅力を探し、再発見する日々を楽しんでいます。
スポンサードリンク
記事URLをコピーしました